比叡山延暦寺 写真








比叡山延暦寺を焼き討ちした織田信長のことを知っている。

天皇や大名以上に比叡山延暦寺が影響力を持っていたことが、その原因とは聞いていた。

どんな場所なのか関心があり、滋賀と京都の境目、比叡山延暦寺を目指してドライブウェイを走る。





東塔の宝物館は素晴らしかった。

素晴らしい仏像が幾つも見れて、さすがに比叡山延暦寺だって、納得していた。





根本中堂の薄暗い本堂に入って、その広さ・大きさに驚いた。

ここに数百人の僧が入って、読経したらどれだけのパワーが生まれるのだろう。





写真に撮ると、東塔だってなんだか地味に見える。





ここは修行の場所だからかな、瀟洒な飾りなんてあるわけがない。

森深くの木造建築物だから、体が冷えるような風が吹きつける。





厳しい自然環境の中で、僧たちは何を探して修行するのか。僕には理解できていない世界。





西塔の釈迦堂にも足を延ばすと、よりピュアな修業の場っていうイメージ。





何も甘美な誘いがない場所。大福の中に餡子が入っていない感じ。

ただ読経をするだけの世界があって、欲望に迷えないよね、こんな場所では。





横川の横川中堂だってそう。

こんな辺鄙な場所で何を求めて籠るのか、常人ではできないこと。





たまに訪れれば季節の移ろいで、自然は美しく感じる。

でもこれが日常では、精神の安定を図るのが逆に難しいのではないかな?





安土桃山時代の比叡山延暦寺が、政権を無視して肥大化した状況が理解できなかった。





だって、今も昔も変わらない比叡山延暦寺だろうから。





ここに住んでいて権力に溺れることはないだろうし、何も欲しくはならないだろうに。





比叡山ドライブウェイを降りていくと、琵琶湖と大津市が見えてきた。





色々と空想をしながら、憧れだった比叡山延暦寺を後にした。



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