銀閣寺 写真








普通の感性では追いつけないよ、銀閣寺の美は。

一体何が「銀」なのか、分かったような顔つきで歩いていたけど、本当は分かっていない。

金閣寺は外観が金だから猿でも分かるが、銀閣寺は銀色ではない、目に見える銀はない。





色彩をそぎ落とした極致で、簡素な美を追い求めた心は想像できる。





銀色はないのに、銀色がある。

相反するそんな美学が銀閣寺にあるのだろうが、僕はまだ理解に至っていない。





「銀閣寺の方が落ち着いていて僕は好きだな、金閣寺はキラキラ過ぎる」

なんてカッコいいセリフを言いたいけど・・・。





銀閣寺は苔が素晴らしい、苔寺と呼びたいぐらいに整備された苔が豊かだ。





外国人にはこのシルバーテンプルが銀色に輝いていない理由は分かるの?

外国人だからこそ銀色に見えているの?





桜の名所・哲学の道のお隣にあるのに、桜の数はわずか。

色の濃い美は必要ないのでしょう、銀閣寺には。





写真で見る銀閣寺は見どころが多いが、実際に足で回ると地味にしか思えない。





あと何十回訪れれば、僕の心の目に銀色に光る銀閣寺が見えてくるのか。

ねぇ、教えてよ、足利義政公。



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