原ノ町 写真








親の実家がこの原ノ町市でね、僕は子供の頃に年2回は原ノ町へ帰っていた。

所謂、心の故郷、それが福島県原ノ町市なんだ。





この公園にも何度も来た、親父と一緒にかぶと虫を探して、夜に歩いたっけ。

兄貴とずっと遊び続けていた、そんな思い出がぎっしり。





子供の頃には永遠に続くような道だと思っていたのに、大人になって歩けば距離は短い。





あぁ、昔は木造だった橋だね、あれはもうずっと、本当にずっと昔の記憶。





清流だったから、飛込みをして遊んだり、ミズカマキリをとって遊んだ川。





網を持って遊び続けた、あの時の記憶も感触も不思議とはっきり残っている。





山へと向かうこの道だって、親父と兄貴と一緒に、何度も何度も歩いたっけ。





とんぼをとった田んぼ、まだ残っていてくれたのかい?僕もまだ生きているよ。





このお墓だって、坂道だって、身体の奥底に刻まれたかのような記憶がよみがえる。





親父は素手でトンボを取るのが上手でね、草で船をつくったり、山の遊び方を教えてくれた。





出逢いと別れ、原ノ町駅ではいつも伯父さんが待ってくれていた。





忘れられない思い出、もう記憶に残っていないと思ったが、心に鮮やかに残っていた。

小学生だった頃の僕と再会できた、そんな原ノ町の写真。



ケンボックス写真トップ 詩的日記






写真の転用は、どうぞご自由に。