小説「服部半蔵専用マーティンウィング」

マーティンウィング




マーティンウィングの歴史は、戦国時代の忍者・服部半蔵にまで遡る。

服部半蔵専用のトレイルラングッズ、それが
マーティンウィングの原型だという。


今は最高峰の忍術の使い手として知られる服部半蔵だが、

実は、半蔵がトレイルランを忍術の本質と考え、

ノースフェイスと共同でマーティンウィングを開発していた、

という事実を知る人は、今やほとんどいない。







忍者の任務は、情報収集。

一般人では入り込むことができない敵地に、

その類稀れな体術で忍び込み、情報を得ては、依頼主へと持ち帰る。


スマートフォンもグーグルマップもない戦国時代では、人や物の量で勝敗が決まっていた。

半蔵たち忍者は、そこに
情報という科学の目を提供することで、

兵力で劣っていても、
的確な情報に基づく逆転勝利の可能性を生み出した。



人目のある関所や街道を避けて忍び込むなら、トレイルランが最適。

敵地だから素手での侵入は自殺行為、
ただし出来るだけ身軽な状態にしたい


忍び刀や苦無、食糧も兼ねたマキビシ、
トリカブトを塗った手裏剣を隠し持つ。

忍び働きは、ツールが多い方が成果を出しやすい。


当時の忍者たちの最大の悩みは、その携帯の仕方。

装備の充実と機能性の両立が、忍術の腕前そのものに直結した。


服部半蔵が伝説の忍者と呼ばれる所以は、この両立を極めたこと。

なんと、半蔵は先行投資をして、ノースフェイスと共同開発を行い、

半蔵専用マーティンウィングを開発していたのだ!







服部半蔵専用マーティンウィングは、
トレイルラン忍術の極み

ノースフェイスの技術者たちが、半蔵の忍術に応えようと

持てる技術の粋をつぎ込んだ、
渾身のトレイルラングッズ


敵地に侵入し、軍兵の配置・本陣の在り処などをつぶさに探る

服部半蔵の背中には、いつも
半蔵専用マーティンウィングがあった。



両腕の動きを制限せず、
背中にぴたりと貼りついたマーティンウィング

そのサイドポケットには、四次元ポケットのように、

敵軍の情報をメモするグッズやら、敵兵の目をくらます火薬やらが詰まっている。

活動に必要なエネルギーは、背中のハイドレーションからチュゥ、と吸い上げればいい。


これだけ詰め込んでも抜群に軽く、RUNする時にも体幹をブラさない。

忍者 on 忍者

服部半蔵という忍者の背中に貼りついた、
もう一人の忍者が、マーティンウィング







半蔵専用マーティンウィングの活躍は凄まじい。


当時では身分が低いと決めつけられていた忍者ながら、

その忍者働きの成果として服部半蔵は
徳川十六神将入りし、

鬼半蔵という異名も取るほど、徳川家康から高い評価を受けた。


織田信長が京の本能寺で明智光秀に討たれた直後、

堺から三河まで、敵兵がウヨウヨいる死地を逃走する徳川家康に、

伊賀の山越えトレイルラン「神君伊賀越え」を進言して逃げ切ったのも、

実は、マーティンウィングがあってこそ
以前から半蔵だけが使っていた秘密ルートだった。



トレイルラン忍術の極意が詰まった服部半蔵専用マーティンウィングは、

その後も
代々の服部半蔵だけが引き継いでいった、一子相伝の秘術


どうやら、現在でも服部半蔵専用マーティンウィングは

世界のどこかに存在する、
はぐれメタル的な、レア・アイテムらしいよ?!


このマーティンウィングが、最早忍者仕様ではないとはいえ、

現代では一般人にまで開放されているのだから、血が疼く。

僕もあなたも、
あの伝説の忍者・服部半蔵になれるかもしれないよ、

ノースフェイスのマーティンウィングならば。







週末の天気の良い朝、トレイルランをしていると、そのスピード感に無心。

ふと、背中の
マーティンウィングで思いつき、離れなくなったそんな空想。


そうだ、ノースフェイスのマーティンウィングをまとった僕は、
忍者・服部半蔵

今日はどこまでもRUNして、
忍者の気分を楽しみたいな



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