岐阜城、昔の名前を稲葉山城。日本史、特に戦国時代にはかなり詳しい僕。
あの斎藤道三と織田信長が争った伝説の舞台、ここを歩くこと自体、感慨深いものがある。
麓からロープウェイで上がり、ようやく近付く岐阜城。
岐阜市内から見ると山の上に佇む孤高の要塞、実用できたの?というほど離れている。
実際、1つの小山の頂上に岐阜城があり、その麓以降に岐阜の町がある。
こんな城は落とせません、っていうぐらい斜面のキツいお城。
いざロープウェイで上がってみると、現代の岐阜城は最近建て直ししたものだから、
鉄筋コンクリートでできていて、犬山城と較べれば昔の感覚が残っていない。
当時の物品は展示されているけど、ただの鉄筋博物館みたいで、お城のイメージはない。
斎藤道三から竹中半兵衛、そして織田信長へと支配者が移っていった歴史の変遷。
400年を経ても、その歴史の変遷を感じさせてくれるものがあるか?と期待した僕が間違い。
夢を見ていたんだ、桶狭間の戦いから始まり、岐阜城を足がかりに、覇を唱えた織田信長の勇姿を。