ケンボックス

小説と写真を高品質で。

金閣寺の写真、京都北山観光の一眼レフ撮影スポット

投稿日:2013年9月8日 更新日:




金閣寺写真

金閣寺の思い出は遠く、深い。

少年の頃から特別だと感じていた、京都の金閣寺という存在。

金閣寺写真

あれは僕が17才の頃、阪神大震災の復興ボランティアで神戸に行った帰り道、

何故か京都に立ち寄っている。

とにかくお金がなくて、京都駅から歩いて見つけた公園にテントを広げ、銭湯で汗を流した。

金閣寺写真

テントで寝袋にくるまって寝ていたら、夜中に警察官の尋問を受けた。

何故、京都に来たのかと聞かれて、僕が答えたのは「金閣寺が見たかったから」。

真面目に答える僕の様子を見て、警察官は思わず笑った。

金閣寺写真

銀閣寺から金閣寺まで歩いたことを覚えている、7kmもあるのにバス代すら浮かせたくて早足で歩き続けた。

お腹が空いたら、量優先で、コンビニで安いパンを買って食べた。

足りないもの(お金)は自分の体力でカバーする、

がむしゃらだったあの頃、自分自身の力でできないものはないと思っていた。

金閣寺写真

金閣寺を眺めて、あの時の僕は何を思っていたのか、今ではそれがミステリー。

三島由紀夫の小説「金閣寺」に登場する若僧のように、

僕も金閣寺ほど美しい存在はないと信じていた。

美しいものを自分の目で確かめてみたい、それが原動力だったのだろうか。

金閣寺写真

帰り道にお腹が空き、手持ちの図書券を現金に換え、お釣りで食べたうどん。

今となってはどこだか分からないが、どこかの住宅街を歩いて、どこかの電車の駅まで。

同じ道を辿ろうとしても辿れるはずがない、それほどにあの頃と今ではスタイルが様変わりしている。

金閣寺写真

どうして金閣寺が見たかったのか、自分のことながら、その真意は今となっては闇の中。

ただ精一杯に生きていた、17才の自分の冒険を思い出し、拍手をしたくなる。

そんな金閣寺の思い出を、一眼レフで写真に収めることができて、僕は満足だった。







Copyright© ケンボックス , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.