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大台ケ原山の登山観光写真、一眼レフ撮影スポット

投稿日:2010年9月10日 更新日:




2010年のゴールデンウィークは奈良県の最高峰・大台ケ原山へ。

前日の夜から出発して、ちょうど2時間高速を走り、奥伊勢PAでお休み。

大台ケ原山へカーナビを設定すると、なんと120kmもあって驚き。

大台ケ原はすぐそこなのに、大台ケ原ドライブウェイまでぐるっと山の反対まで遠回り。

山道と国道、それから大台ケ原ドライブウェイを走り継ぐこと2時間、

ガソリンの残りが気になりつつも、ようやく大台ケ原山の駐車場に到着。

長旅の疲れがあったけど、4時間もかけて辿り着いた場所を楽しみたくてウズウズ。

ここ大台ケ原山は年間雨量が日本で一番多いことで有名なところ。

苔生す森と山のイメージ、早朝なら靄がかかって幻想的かと思いきや、

この日は珍しいぐらいの快晴、雨が降る気配もない。

歩きだしたらすぐに感じた。

穏やかな森なのは当たり前だが、どうも生気に乏しい。

季節がまだ若いからかな、森から生命力が放たれている様子も見受けられない。

ところどころにある案内表示には、こんな言葉ばかり。

「増えすぎたシカの影響で森が失われている」

「伊勢湾台風で倒壊した大木が朽ち果てて、笹など低木が一面を覆うようになり、

昔のような緑豊かな森林は失われた」

歩いていて目をつくのは、シカの食害対策で、ネットやケージに覆われた緑の若木。

大台ケ原山の山頂付近の森から生気を感じないのは、環境バランスの崩壊からか。

もはや大台ケ原山からは、痛々しさしか感じないようになっていた。

日出ヶ岳展望台からの景色は尾鷲の海が望めた。

避雷針が幾つも並んでいるのが、大台ケ原山っぽくてちょっと感心。

歩き続けると、兵どもの夢の跡、巨木が並んだ森だったのだろうが、

倒木ばかりが無惨に残る乾いた森の痕・正木峠に出逢う。

なんとも無惨な姿、僕は目を背けるようにして正木峠を走り去った。

カメラを向けてもそれほど絵になる写真スポットはなくて、物足りなさを感じていた。

唯一、大蛇嵓まで行ったら壮観、壮観。

切り立った岩の先端から見る景色は、谷を挟んだ目の前の森が迫ってくるよう。

ちょうど3時間で東大台ハイキングコースを歩き終えて駐車場に戻ってきた僕。

これじゃ来た意味が弱いと感じて、ランニングシューズに履き替えトレイルランに挑戦。

ショートカットのコースを選んだけど、さっきまで歩いていた道を今度は走りだす。

カメラのシャッタースポットを探さずに駆け抜ける森はなかなか心地よい。

だっていつもは美しい景色ばかりを探して、ウロウロするトレイルウォークだからね。

3時近くになると、風が強まってきて、次第に人の姿もまばらになっていた。

凸凹のトレイルを、フットワーク技術を駆使して、躓かないように走り続ける僕。

結局、鹿の姿を見かけることもなかったし、やはり生気を感じさせない大台ケ原山。

1時間で走り終えると、大台ケ原山を満喫した気分になって、僕は下山したのでした。

大台ケ原山、山の裾野の森は緑に覆われた素敵な場所だったが、山頂では物足りないなぁ。







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