御所市コストコ(読み方:ごせしコストコ)は、奈良県コストコオープン検討の最終到達点、その後はもうない。
世界的にも有名な奈良市内になんでコストコがないの?から始まった奈良県コストコの旅は、
当たり前ながら奈良市内のコストコ用地不足・交通渋滞の市内観光への悪影響、
すなわち地元住民からの賛同を得られなかったことから頓挫した。

次は市内の交通渋滞さえ避けられれば良いのでしょう、とコストコ出店地を南に下げて、大和郡山市/郡山IC周辺が候補になった。
これも奈良県民他、大阪圏の南東に居住する方々の期待を集めたが、まだまだ奈良観光への影響範囲であり、
高速道路に隣接しているわけでもなく、その中途半端な立ち位置が原因かは不明ではあるが、結実しなかった奈良県コストコ次案。
さて今回の奈良御所コストコは思い切り振り切った案で注目に値するね。
奈良県の中部~南部を通る京奈和自動車道「御所南インターチェンジ(IC)」すぐが、奈良御所コストコの開業検討場所。
まずは人口2万1千人という奈良県で最も人口が少ない市であること、
桜の吉野山への入口「吉野口」へのゲートウェイではあるけど、吉野山自体は御所市ではない。
奈良市内コストコを阻害した「奈良公園一帯の観光へ障害にならない」「コストコ用の広い土地がない」はクリアするし、
高速道路沿いにも奈良御所コストコは作れるだろう。
ただし、場所が急にローカルすぎて今度はショッピング客が集まらない
ただでさえ奈良県は県の総人口で127万人、奈良市単体で34万人と、住んでいる人は多くないのだ。
御所南IC周辺に土地があり、奈良県内にコストコが欲しいのは分かるけど、
ここまで極端に振った結果でも、奈良県内へのコストコ誘致は商業的に難しい。
奈良御所コストコをウェブ上で検索すれば、奈良政経新聞や広報御所という地元メディアによって、建設検討の期待が泳ぐ。
2つの具体的な奈良御所コストコ候補地。
- 1つは、京奈和自動車道「御所南インターチェンジ(IC)」すぐ。
- もう1つは、御所IC工業団地(旧御所東高校跡地)。
かなり具体的な場所が噂されているけど、これが本検討に乗ればいいな。
奈良県コストコ自体には異存はないけど、それは奈良市内の需要及び大阪京都商圏のおこぼれをいただいてこそ成り立つものだろう。
奈良御所コストコになると、大阪南東部の一部、及び奈良市内からの限られた集客となるだろう。
うまくはいかないもの、奈良県コストコのオープンにまつわるあれこれのお話。