埼玉県コストコオープン、ネクストアクションが定まらない、さいたま副都心と周辺都市の苦悩。
さいたま市の単独人口が135万人、埼玉県の総人口で732万人。
それなのに、埼玉県内にはコストコ倉庫店が2店舗しかない。
- 埼玉県東部 三郷市の新三郷倉庫店
- 埼玉県西部 入間市の入間倉庫店
人口数で分析してみると、埼玉県が抱える悩みっていうものが見えてくる気がするのだよ。
東部地区 | 24% | 新三郷コストコ |
中央地区 | 37% | コストコなし |
西部地区 | 31% | 入間コストコ |
北部地区 | 7% | コストコなし |
秩父地区 | 1% | コストコなし |
埼玉県の中央地区、この人口最大密集地区に、コストコがないのがポイント。
中央地区=さいたま市(浦和市・大宮市・与野市・岩槻市が合併した中核都市)
だと言っても良い。
川口市・蕨市・北本市・桶川市・上尾市・戸田市・鴻巣市・伊奈町も、中央地区に含まれますけど。
東京都心部にコストコ倉庫店が1つもオープンしないのと同じで、
要は人口密集度が高く、コストコ倉庫店を開業させるだけの土地と道路が確保できない、
そしてさいたま市民も多くが電車利用者で、マイカーを持っていないからコストコ大量ショッピングを車で行わない、ということ。
さすがはさいたま副都心ね、さいたま市は埼玉県一番の都会、みたいなお褒めの言葉を言いたいわけではない。
都会すぎるが故に、コストコ倉庫店がオープンしないという贅沢な悩みに陥っているのさ、さいたま市は。
だから埼玉県内コストコ3店舗目の噂は、北部~西部地区に移っている。
久喜市・富士見市・久喜市・加須市あたりにコストコオープンのプチ噂が立つのもそういう背景がある。

一方で、埼玉県の都心ゾーン、東京のベットタウンにはコストコ再販店が数多くオープンしている。
少量購買が可能だから徒歩ショッピングで行けるし、両手に抱えて持ち帰ることができる、マイカーは必要ない。
コストコのデメリット、大量に同商品を同時購入することが緩和されたコストコ再販店こそが、
都心部に生きる数多くの人たちの行き着く先かもしれないね。
そう考えると、さいたま市にコストコ倉庫店ができることはないのかな、
そんな結論っぽいことを言いつつ、この記事をクローズすることにしよう。